ビネガーイール実験④

納豆菌とかの実験その後

下記4種の試験官の結果はこちらです。

  • 酢水+残り物のビール数滴
  • 浄水+残り物のビール数滴
  • 浄水+イースト菌+砂糖
  • 浄水+納豆菌+タンパク質
実験開始直後
翌日
2週間後

・・・。

まぁー、あれですね。
微妙。
このひとことですね。

やはり酢酸菌の膜があった方が増えやすいし、酢の濃度は低い方が膜が張りやすいっぽい。

イールのエサになる酢酸菌の膜のエサになるものを用意する。

もう、どうあってもビネガーイールと酢酸菌の関係は切るのは難しそうです。
先の実験では酢酸菌のエサになるアルコールを直接添加したものと、イースト菌でアルコール生成したもので酢酸菌がわっさわさだったので、その方向で行きたいと思います。

結局のところ、目指したいのは『あまり臭くない』『増殖スピードの維持』なんですが、酢酸菌の膜さえ張ることができれば増殖スピードは問題ないことがなんとなくわかっているため、あとの問題は臭いだけです。

で、思いついたんですが、、、パン作りに使う天然酵母ってどうだろう?
フルーツ酵母ってやつですが、調べてみると干しブドウを使ったものが簡単みたい。

実験開始

試験管が足りなくなったので追加で買いました。
ネット通販って便利ですよね。
干しブドウも、酵母液を作るにはその辺で売ってるおつまみ用ではだめだとのことで、いいやつ買いました。

リンゴジュース 浄水 干しブドウ
A2.5cc2.5cc 5.0cc1
B2.5cc 7.5cc1
C2.5cc 7.5cc
D2.5cc 7.5cc1
E2.5cc 7.5cc

ぶっちゃけますとすでに別枠で水と干しブドウごく少量で今のメダカようにやってるのがそこそこうまくいってるのでまあほぼ酵母液の線で間違いないかなと思うんですが、いろいろ比較もしたかったので、酢とかリンゴジュースとか入れてみました。
酵母液を継ぎ足すときにはリンゴジュースを入れて酵母のエサにするらしいので、それをまねて投入。酢は、まあ何となくです。

翌日

ジュースのみの方にがっつり膜が張りました。
ジュース+酢も、うっすら膜が張る前兆がある感じです。

1週間経過

1週間経つとジュースの方の膜はすべにほぼ食べつくされ、逆にそれ以外の方に膜がしっかり残ってます。
やはり酢が入っていると膜ができるのは遅いものの、長く膜張り状態が続くっぽいです。
現状で幕があるA,D,Eの方が、膜の食べつくされたB,Cよりうようよしているイールの量は多い感じ。
あと、B,Cは壁面に白いモヤがあるので、カビ菌の侵入があったっぽいです。
まあ、そのカビにもイールがたかってるので食べられるのかもしれないですが。

ここまでのまとめ

まだ最後の実験開始から1週間ではありますが、ジュースオンリーというのはカビのリスクも考えてやめた方がよさそう。
そもそも酵母液を作るときも、最初は干しブドウ自身の糖を利用して酵母菌が増えるんですよね。
で、酵母ぎっちぎちになった養液をさらに増量させるときにジュースをぶち込む手順なので、最初からジュースの糖分は必要ないわけです。
というか、食べる酵母菌がまだ少ないから糖が余ってカビのいいご飯になってしまう、と。

で、あとはそもそも酵母って意味あるの?の部分ですが、別枠でやってる干しブドウと水オンリーの奴ですが、一応比較用にブドウなしのも育ててまして。
気まぐれで始めたので写真は撮ってないんですが、現時点で1か月経過していて、水のみに比べて干しブドウ入りの方が明らかにイールの数が多いです。なので、意味はある。多分。

そしてそして肝心の臭いですが、酢のみの奴は薄いとは言ってもやはりあの匂いがするんだよな…
しかし、ブドウ入りの方は、ちょっと甘い香り!がする気がする!!

そもそもブドウ入りで始めてた別枠液の方では既に甘い香りが結構しているので、酢を入れてても割と甘い香りは多分残ると思うんですよね。

濃度別実験も膜アリがわさわさ

ちなみに、濃度別で始めた実験は現時点で3週間くらいなんですが、酢50%と25%で膜が健在でイールワサワサです。
最初に膜ができたのが25%だったんですが、そのままずっとキープしてます。

次にやること

干しブドウを使った酵母液を利用して糖からアルコールに転換しつつ、同時進行でアルコールを酢酸菌が部内して増殖、それをイールが食べて増殖という青写真は確定です。
そして酢酸菌は好気性菌なので空気に触れる面でしか増えず、口の細い試験管でやっていると結構効率悪いんですよね。

なので、大きな容器で仕上げに入りたいと思います。
まあ、もう比較はいいかなって感じなので、実際に利用する前提で増やす形でやろうとおもいます。